令和7年度下期のいっかんズが、12/13(土)に東京都立両国高等学校附属中学校にて開催されました。武蔵PTAとして、会長・副会長2名の計3名で参加し、他校との情報交換をしてきました。

東京都立両国高等学校附属中学校は墨田区にあり、東京都の中高一貫校の中では一番東側に位置しています。錦糸町駅から徒歩5分、学校の敷地内からは東京スカイツリーが望める賑やかな下町にある学校です。

正門脇には芥川龍之介の文学碑が建てられており、120年を超える歴史を感じました。
この日は土曜授業があり、生徒の皆さんの様子も少し見られたのですが、いっかんズ参加者全員で集合写真を撮影する際、通りかかった生徒さんに撮影のお願いをしたところ、快く爽やかに対応してくれ、両国中等教育学校の伝統がありながら進取の規制に富む一端に触れ、快い気分になりました。
会場には、参加校の校章入りのネームプレートと各校をイメージしたオリジナルゆるキャラがイラストされた三角席札が準備されており、準備をしてくださった両国中等教育学校の皆様の歓待のお気持ちに心より感謝申し上げます。

鳥屋尾校長先生のご挨拶の後、5つのテーマに分かれてディスカッションを行いました。
A:PTAの活動・行事について
B:保護者・学校・同窓会・地域との関わりについて
C:会計・業務の効率化
D:役職・後継者選定と継承
E:広報活動
各校の課題と取り組みを共有し、良い取り組みは自校に取り入れようと盛んに話し合いが行われ、役員1年目の私は刺激を受けるばかりでした。


話し合いの内容をいくつかご紹介いたします。
武蔵では今年12月から開始された購買販売。他校でもお弁当業者やパン販売、行事ではキッチンカーを導入している学校があり、今後、武蔵でも生徒の楽しみや保護者の負担軽減になることが期待されます。プロジェクトに尽力して下さった松本会長と、学校関係者様には購買導入にご理解承り、この場を借りて御礼申し上げます。
文化祭や体育祭では、熱中症対策として生徒に飲料水を配布したり、オリジナルグッズとしてタオル・付箋・クリアファイル・コースター等の作成、校章入りのマカロンの販売を行い大変好評だったというお話を拝聴しました。


制服リユース会については実施している学校が多く、高校でも制服がある学校は毎年人気のイベントとのことですが、在庫管理や譲渡方法の課題もありました。そんな中、両国中等教育学校の取り組みは画期的でした。予め対象品をGoogleフォームで公開し、メールメイトなどを使って希望者を募り、応募多数の場合は抽選とします。この制度により、行列や、足を運んだけど残っていなかったという事態を避けられます。
また、同校は、制服リユース会で処分対象になる制服の生地を使って合格祈願の御守りを手作りしており、亀戸天神にご祈祷してもらってから高校三年生にプレゼントしているということで、愛情あふれる取り組みに感銘を受けました。
行事のボランティアでは、生徒とPTAが協力して活動することで保護者の人員確保を最小限に出来るだけでなく、生徒のシフトは生徒自身で組んだりと自主性も育まれるようです。
PTAボランティアとして、部活動の大会で会場校として使用されるのを機に、更衣室・トイレの清掃や花壇の植栽を行った際、多数応募があり熱心に活動されたそうです。スポットボランティアであれば是非また参加したいという意見が多く聞かれたとのこと。この素晴らしい取り組みは武蔵でも早期に取り入れていけるのではないかと思いました。
PTAの仕事は大変と認識されがちですが、スリム化・シンプル化・スポットボランティア制…と革新に向け動いています。他校では後援会・サポーター・プロジェクトリーダーという名前で楽しんで活動されている方が多く、PTAの在り方自体も見直されています。あくまでも学校・生徒の利益を優先したサポーターですが、大人のフィールドワークとして自分が楽しんで取り組むことで、延いては学校の活性化になり、生徒たちの笑顔が増えることを考えると明るい展望を感じます。残り短い任期ですが、微力ながら自分にできることを、楽しみつつ、役員一同励んでまいります。
今回得たことは、次年度以降のPTA活動にも活かすべく引き継いでまいります。
この想いをPTAの皆様と共有できましたら幸いです。
会長後記
今回のいっかんズは、両国高校・中学を会場に開催されました。
歴史と伝統を感じさせる校舎の中で、今回も各校のPTA役員が集まり、あいかわらず真剣なテーマについて活発なトークが交わされていました。学校や地域が違っても、子どもたちの学びや学校生活をより良くしたいという思いは共通であり、その熱量を改めて感じる場となりました。
私は個人的に、広報に関わるテーマディスカッションに参加しました。
その中で特に印象に残ったのは、「動画の活用」です。文章や紙媒体だけでは伝えきれない学校やPTAの雰囲気を、短い動画で補完する取り組みは非常に有用だと感じました。学校説明会や文化祭の場で、PTAブースを設けて活動を紹介している学校の事例も紹介され、保護者との接点を広げる工夫として大変参考になりました。

また、広報誌の制作に関しては、予算面の工夫として広告を掲載し、補助を得ている学校があることも知りました。一方で、学校のホームページについては、あえて「PTAの活動報告に特化した場」として運用し、役割を明確にしているという考え方も印象的でした。広報の在り方一つとっても、各校の工夫や考え方に学ぶ点が多くありました。
本校・武蔵は中学開校20周年という節目が近づいていますが、今回のいっかんズでは、他校の周年行事の取り組みや考え方を直接聞くことができ、今後の参考となる貴重な機会となりました。
会の最後には恒例の集合写真を撮影しましたが、その際、両国の生徒さんが撮影を担当してくれました。「何の集まりなのですか?」と質問を受け、PTAの集まりであることを説明すると、真剣な表情で話を聞いてくれたのが印象的でした。こうしたやり取りから、生徒一人ひとりが物事に関心を持ち、真面目で好奇心を大切にする文化が両国には根付いているのだと感じました。

なお、両国は芥川龍之介の母校として知られ、文豪を多く輩出している学校でもあります。その空気感も相まって、知的刺激に満ちた一日となりました。
今回得た多くの学びを、今後のPTA活動にしっかりと活かしていきたいと思います。
PTA会長 松本聡尚