日別アーカイブ: 2025-06-29

2025年度上期いっかんズ参加レポート

 令和7年度上期のいっかんズが、6/7(土)に千代田区立九段中等教育学校にて開催されました。武蔵PTAとして、会長・副会長2名の計3名で参加し、他校との情報交換をしてきました。

 この日は土曜授業のある日で、また、夜には定期的に開催されている『九段展望観望会』もあるとのことで、校舎内は平日同様の雰囲気がありました。会場では、参加者のネームプレートとお茶とKUDAN P.A.(区立九段校のPTA名称)作成の体育祭応援タオルの配布があり、各席には九段校の校章の焼印が押されたどら焼きと、各校PTAの組織・活動内容の一覧表が置いてありました。オープニングに幹事校であるKUDAN P.A.の会長の挨拶と副校長先生の挨拶があり、各校挨拶と活動紹介がありました。各校活動報告と一覧表より印象的な事を報告させていただきます。

【九段】生徒会との懇談の機会を設け、生徒側からPTAに希望する事を募っている。

【両国】体育祭で飲料水無料配布、周年行事の同窓会との連携で7月に第九合唱予定

【白鷗】全保護者と教員の懇親会を開催した。『暖かい繋がりを大切に』がモットー

【小石川】文化祭時に受験生向けのコーナーを設け、制服を着て校長先生のパネルと記念撮影。全体総会後に校長・副校長も参加の、保護者との懇親会開催。

【立川国際】合唱祭DVD撮影販売業者委託毎年実施、多摩川河川敷で体育祭開催。

【武蔵】高校生向けのお弁当販売実現に向け、学校側と協議中。

【富士】高校生向けのお弁当販売は今年5月から開始。役員の任期は2年。

【南多摩】高校生向けのお弁当販売は既にあり、教職員も利用している。PTAのサークルのおやじの会で体育祭の飲み物配給。(市の駅伝大会におやじの会で参加した。)

【大泉】体育祭では給水ボランティア実施、保護者用テントを設置、種目毎に入れ替わる観覧エリアを設けた。PTA加入率は100%。

【三鷹】購買については今年度学校側で食品自販機設置予定。役員13人中8人自薦。

【桜修館】昨年度からの取組みで、学年委員会毎の担務を学年問わず参加できる『プロジェクト』化へ移行し、役員選考は柔軟な人数構成にし『強制性』をできる限り排除した。

 以上、11校。

その後、3つのグループに分かれて下記①~③のテーマでディスカッションが行われました。

  • PTAのあり方について ②会計について ③会員向けにどう発信しているか

私は①のPTAのあり方について、をテーマのグループ討議に参加しました。こちらのグループは会長参加率が一番高く、桜修館さんの、「『学年委員という名称は辞めて、『クラスコミュニケーター』という名前に変更した。事業毎にボランティアを募り、サポーターズメンバーは120人にもなる。』といった発言には、皆が食い入るように聴いていました。

約一時間のディスカッション後に、懇親会会場へ移動し、各校PTA役員と懇談しました。私は不登校特別委員会の連絡担当を務めているということもあり、懇親会の場では九段さんと三鷹さんの不登校者対応についてお伺いしました。九段さんは、千代田区の『一人も取り残さない教育を』という内容の教育委員会の方針もあって、区の強力なサポート体制があるとのことでした。三鷹さんは、不登校者は聞いたことがないとのことでした。もっと沢山の学校の方とお話できたらよかったのですが、そちらは後期いっかんズの課題の一つとしたいと思っております。

 大きな収穫を得たいっかんズ、武蔵生の利益を最優先に、PTA役員としてできる限りのことをしたいと心に誓った一日でありました。

会長後記

「進化」、この2文字が今回の感想となります。

副会長の参加レポートから、詳細はお分かりいただけたと思います。昨年は自身初となるPTA参加、さらにはいっかんズ参加でありました。その時には、何も分からず。何も話せず。ただただ、圧倒されるだけでありました。

今年は違いました。改革への意識を1年間持ち続けた結果、武蔵としてやれること・やっていきたい事を話せました。更には、各校の取り組みを改めて認識でき、取り入れたいことは吸収しようと貪欲に聞き入ってしまいました。

武蔵からの参加者は私以外、全員「初☆いっかんズ」でした。その衝撃は心を動かされるには十分な時間だったのではないかと推測します。

各校の熱い想いを受け、私たちも「武蔵レボリューション」進める必要性を改めて、強く感じました。

これから様々なプロジェクトを進めていけるように、私たちは行動をします。

PTA会員のみなさまと、共に歩んでいけたら幸いです。

九段中等の細やかな心遣いを感じることができた、有意義な初夏の1日でした。

PTA会長 松本聡尚