「不登校について知るための講演会と座談会」を開催しました

2024年10月19日(土)、学校にて「不登校について知るための講演会と座談会」を開催しました。この会は「不登校学び特別委員会」(24年度第1回運営委員会において設置承認)により企画されたものです。

当日は第一部:講演会(視聴覚室)、第二部:座談会(社会科室)が行われ、第一部に49人(在校生の参加もありました)、第二部に29人の保護者が参加しました。講演会は中山芳一様(All HEROs合同会社代表、IPU環太平洋大学特命教授)より「レジリエンスという非認知能力について~失敗は無意味を意味しない~」というタイトルでお話しいただきました。講師の軽快なテンポでの語り口にひき込まれ、漫画やアニメなど幅広い世代に親しみやすい事例をひきながらの内容に、時には会場から笑い声も。子どもの自己決定の機会の保障や、親の声かけのタイミングなど、レジリエンス(回復力)を含む非認知能力をのばすための具体的な方法を理論的背景と共にわかりやすく伝えてくださいました。

第二部は29名の保護者が5グループにわかれ、座談会を行いました。いくつかの話し合いのルールのもとに、特別委員会メンバーがファシリテーターとなって進めました。講演会の感想、傷つきや自信の喪失から回復するために私達ができること・心がけたいこと、子どもが不登校や行き渋りになった際に心がけたいことなどをテーマにしましたが、「子どもが不登校になり、待つことが大事と頭ではわかっていても、いつまで待てばよいのか悩む」「(講演の感想として)親自身の生き方についても考えさせられた」など、なごやかな雰囲気ながら内容の濃い座談会となりました。最後に講師の中山様より総括コメントをいただき、閉会となりました。

本特別委員会は2025年2月8日にも、保護者座談会を企画しています。詳細は追ってお知らせいたしますが、子どもの学びの場、生活の場をよりよいものにできるよう、保護者どうし悩みを共有したり、アイデアを交換する場にできればと考えています。