東京都公立中高一貫校保護者連絡会(いっかんズ)に参加しました!

令和5年度下期のいっかんズが、12/9(土)に東京都立大泉高等学校・附属中学校にて開催され、武蔵PTAとして参加してきました。

大泉は西武池袋線「大泉学園駅」南口から徒歩約10分にありますが、何といってもその敷地の広さと建物の綺麗さに目を見張りました。会の途中で校長、副校長のご案内により、校内見学をさせていただきましたが、人工芝のグラウンド、天体観測ができる展望室、茶室、柔道場など設備が行き届いており、参加者が各々写真を撮り、「うらやましい」、「すごい」、などと感嘆の声を上げていました。

 さて、会は、幹事の大泉の会長挨拶、校長、副校長の挨拶の後、各校の会長などから、PTA活動の近況報告がありました。各校ともにコロナ明けで行事等が再開される中でPTAとして力を入れて取り組んだことやいっかんズの他校の取組を参考して取り入れたこと(校長の等身大パネルの展示、校章入りの饅頭の販売、自動販売機の設置など)などの報告がなされました。武蔵からは、守山会長が今年度、PTAの特別委員会の取組として実施した不登校をまなぶ講演会、座談会について発表しました。参加者から好評であったこと、学校側も協力的であったことなどを報告しました。他校の参加者のみならず、大泉の副校長先生も熱心にメモを取られていたことが印象的でした。(各校ともに不登校への対応には関心が強いと思われました。)

休憩時間に校内を見学したのち、第二部は、各校からの出された議題について意見交換を行いました。

①自動販売機について

武蔵では、昨年度末に自動販売機が増設されましたが、今年度三鷹で自動販売機の導入が検討されていること、大泉では学校が自動販売機を設置したことなどの紹介がありました。校内の自動販売機は、業者にとって採算が取れるかどうかがネックであることなどが紹介されました。また、自動販売機の利用の中学生への拡大についても意見交換がなされました。中学生は禁止としている学校もあれば、飲み物はその場で飲み干すことを前提にOKとされている学校など様々ありました。

②PTA会費による学校への備品等の寄贈

学校側から体育祭のテント購入について依頼があり、対応するべきかどうかという議論がなされました。学校の備品は学校の経費として購入すべきであり、そのような依頼は断ったという事例が紹介されました。一方、PTA活動でも使用するという前提で購入し、体育祭でPTAから貸し出すという整理であれば対応可能ではないか、などの意見がありました。また、学校によっては、PTA会費の用途として、学校支援金というものがあり、学校に備品等を寄付することを毎年行っている学校もありました。

③広報誌の取扱いについて

多くの学校でPTAの広報誌の取扱いについて検討されていました。いずれの学校も経費が高額になること、自前で作成しようとすると担当者に負荷がかかることなどが問題として挙げられていました。その対策として、今年度からその負担の大きさや肖像権の問題から広報誌を廃止したこと、完全なボランティアとして活動していること、編集まで外注していることなどの実例が複数の学校から紹介されました。また、多くの学校では、保護者も子供も広報誌を喜んでおり、一定の意義はある様子がうかがえました。

どの学校の参加者も積極的にディスカッションに参加されていて、盛況のうちに閉会となりました。また、会の後の懇親会でも情報交換を行いました。

★いっかんズとは?★

東京都公立中高一貫校保護者連絡会の愛称で、都立中高一貫校10校及び千代田区立九段中等教育学校の合計11校が、半期に1回集まり、様々な活動・行事・課題について情報・意見交換を行い、交流を深めています。

幹事校は、参加11校の輪番制です。次回の幹事校は三鷹で、2024年6月頃(日程未定)の開催予定です。