2023年10月14日(土)14:00~16:00、「不登校について知るための講演会と座談会」を学校内で開催しました。
この講演会・座談会は、不登校の当事者家族を含めた本校に通う生徒の保護者各自が、今までより少し広い視野で不登校の実態、最新の解釈や取組事例などを学ぶとともに、お互いに意見交換をすることを通じて、PTAの目的である「保護者と教職員の協力により、学校・家庭及び社会における生徒の教育の向上をはかり、その福祉を増進する」(抜粋)に資する取組を目指し、武蔵PTA内に「不登校学び特別委員会」が設置され、特別委員会メンバーによって開催されました。
第1部の講演会には、約80名の保護者にお集まりいただき、講師に東京都教育庁地域教育支援部生涯学習課・社会教育主事の土屋佳子様をお招きし、「子どもにとっての安心・安全な場とは~不登校について考える~」と題して、不登校の実態や親としての心構えや対応のヒントとなることなどについて、不登校支援の経験豊富な土屋様から、実践例を交えながら御講演いただきました。
第2部の座談会では、講演会の内容を踏まえながら、各グループ6~7名、6つの小グループに分かれ、特別委員会メンバーがファシリテーターとなり、「子どもたちにとっての安心な場所とは?」、「私たちが作れる安心の場所とは?」、「明日から自分たちにできること」の3つをテーマにして、参加者がそれぞれの立場で、子どもたちのためにできることについて意見を交換しました。
各グループ、話し合いが進むにつれて、車座の真ん中に身を乗り出しながら相手の話にうなずく方が増え、時折笑い声も混じるようになりました。最後に、各グループで出た意見を紹介し合い、土屋様から総括のコメントをいただいて会を終了しました。
講演会、座談会にご参加いただいたみなさまには、次回以降の取り組みの参考にさせていただきますので、アンケートへのご回答を是非お願いします。
この会の目的に賛同し集まった有志が、特別委員会メンバーとなって、それぞれができることを持ち寄りながら、準備、運営を進めました。日ごろ仕事や家事、子育てに忙しいなかで、メンバーとして力を発揮してくださったみなさま、お疲れさまでした。
会のレポートは、「不登校学び特別委員会」報告書として、武蔵PTAの運営委員会に提出されます。